ご挨拶
4万人もいる全国の弁護士のなかから、どうやってたった1人を選べばいいのか困惑されると思います。4万人のなかの1人である私が、現段階でお客さまにお約束できることは、「あなたを不安にさせないこと」です。あえて申し上げますが、法律問題の結果はお客さまの当初のご希望どおりになるとは限りません。法律問題では、相手方や裁判所といったお客さま以外の人間の意見が関与するからです。もちろん、私はお客さまのご希望に沿う結果を目指して最大限の仕事をしますし、単に結論を示すだけに留まりません。「あなたを不安にさせない」は、お客さまに納得いただけるよう、「どうしてその結果にしかならないのか」、「ほかの手段がなぜ取れないのか」を丁寧にご説明するということを意味しているのです。「弁護士の言うことが信用できないから、ほかの弁護士にも相談する」。そのようなセカンドオピニオンに迫られる不安に陥らせないことを、私はお約束いたします。
私のキーワード
その1「信頼関係の築き方」
弁護士の仕事は、お客さまの信頼を得ることから始まります。弁護士のなかには、「自分はできる人間だ」と思わせるために、自分の素の性格をなかなか見せようとしない人もいるでしょう。なぜなら、そこにはその人の短所が隠されているからですが、それでは本当の意味での信頼関係は成り立ちません。弁護士が持つ人間らしさを知ったうえで、「この人に一生に一度の事件処理をお願いしよう」と思っていただけることが、その弁護士への本当の信頼だと考えます。私はお笑い・バラエティ路線としては初の“弁護士YouTuber”を始め、動画のなかでバカげたお笑いを交えながら、素の自分らしさをお伝えしています。法律相談とはある種の人生相談です。人生の悩みは自分かほかの人に何らかの原因があって生まれるものであり、人間の不完全さがその根本にはあると思います。そのようなお悩みを抱えたお客さまが、“完全無欠のインテリ先生”に、事件の真相や本当の気持ちを赤裸々に語られるでしょうか?弁護士もまた、不完全な人間らしさを持っていることをお客さまに知っていただくことが、本当の信頼への第一歩だと私は考えています。
その2「いじめと法律」
中学2年生の頃、私はいじめを受けました。「肩パン」という互いに相手の肩を殴り合う根性比べのようなゲームがクラスで流行っていましたが、いつしか私だけが一方的に肩パンを受ける対象になり、「キモい」と言われたり、仲間外れにされたりしました。当時私は、「先生か親に相談しようか?」とは考えましたが、「弁護士に相談しようか?」とは思いもしませんでした。法律知識を備えた今思うと、前述のいじめは暴行罪や侮辱罪が成立する犯罪であり、民事では不法行為に基づく損害賠償請求ができます。たとえ子ども同士の争いであっても、学校は大使館のような治外法権の場ではなく、日本社会の一部です。大人である弁護士が間に立つことにより、子どもたちに、自分たちの行為の重さに気づき、向き合う機会をぜひ提供したい。「いじめられっ子=被害者」の力に、ひいては加害者の更生の助けにもなりたいと思っています。
その3「努力して成果を出す」
高校では毎日カラオケやゲーセン、ファミレスに通い続け、大学に入るまで勉強というものをまったくしてきませんでした。高校の卒業式のあと、教室に戻った担任が生徒一人一人を前に呼び出し、それぞれの夢について触れて、「頑張れ」と言いながら卒業証書を渡しました。その時、私だけが、「お前は…、まず何かやりたいことを見つけろ」と言われたことが胸に引っかかりました。思えばそれまで、部活でも勉強でも、一生懸命に努力して成果を出すという経験をしたことがありませんでした。「何かに懸命に取り組みたい」、「何かを追って掴み取る気持ちが知りたい」と思いました。そして、友達に誘われて入った大学が法学部だったこともあり、日本最難関の試験を受けてみようと思い立ちました。法務省の掲示板で自分の受験番号を見つけた時の気持ちは、今も忘れられません。
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